マラソン粉剤の簡単な初歩や基本的な使い方... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

ガーデニングなどでは害虫の駆除が非常に難しく、それぞれの環境にも違いがありますので、どれを利用すればよいかも初心者には迷いますが、マラソン粉剤は農薬の中でも、弱い部類の農薬なので、環境や使用者への影響も少なくて利用することができます。そのような性格のマラソン粉剤なので、効果を出すためには、長期間利用する必要がある場合もあります。また有機リン系殺虫剤で、用途としては稲やりんご、梨や柿、桃などに利用することができます。特に吸汁性害虫に効果的です。具体的にはウンカ類やカメムシ類、アブラムシ類、ハダニ類など多くの害虫に効果的ということです。また特徴としては植物の中で分解されやすいので、環境にもやさしい農薬でもあります。またにおいが結構強いのでその点は管理などに注意が必要になります。ガーデニングや家庭菜園には使いやすい製品ということになります。

マラソン粉剤などの初歩的で基本的な使い方ということでは、基礎的な利用方法を知っておくと、ガーデニングでも家庭菜園でも効果的に利用することができますが、まずたくさん使えば効果があると考えてしまうのが人情です。しかし現実はそう甘くはなく、それぞれの農薬で適量ということがありますので、それを守ると一番効果が生まれます。メーカーでそれが一番効果がると実験などをして出した数字だからです。まずそのような製品の内容をよく読んでおくことが必要になります。また水をはかったり、その薬剤をはかったりするためのはかりを用意しておく必要もあります。水などはメモリのついたペットボトルを利用すると分量がわかります。そのようにまずは準備が必要になります。

マラソン粉剤は、農薬の一つで有機リン系の殺虫剤です。特にアブラムシやハダニなど適用となる害虫の範囲が広いためプロユースとして、大規模営農用の農薬として用いられることが多い商品です。使える作物も広範囲にわたるので便利に使えるとされています。粉状の商品なので、害虫がいる部分やこれから防除したい部分に直接散布するだけの簡単プロセスなのに、長期間効果があるので便利に使えるとされています。また、散布した翌日から収穫等ができる作物もあるので、害虫による被害から作物を守りたいという場合にお勧めです。この商品は、農業用品専門店やホームセンターで購入できる商品なので、突然の害虫被害にも即対応することができます。

マラソン粉剤の初歩的な利用方法は「散布」に限ります。少量ずつまんべんなく散布するために、農業用の散布機を利用することが一番です。有機リン酸系の殺虫剤は皮膚に付着すると危険なので、防護服やゴーグル、帽子等を必ず着用します。マラソン粉剤を使用する際には1度で使いきることが基本ですが、使用しきれない場合は保管することになります。有機リンは可燃性物質であること、粉じん爆発の危険性があること、化学反応を起こす危険性も否めないので、適正に保管を行えない場合は、処理業者へ適切な処理を依頼することが大切です。もし、一度に使いきれない場合のことを想定して、処分を依頼できる処理業者のピックアップも事前に行います。マラソン粉剤による薬物中毒が起こった場合、迅速に処置ができるよう、周囲の方に「有機リン酸系農薬を使った」旨を周知しましょう。

マラソン粉剤は、梱包用機から散布機に移してから使用することが一般的です。散布後は定着を促すための水をまく必要は全くありません。散布器を用いて、葉や茎に直接散布ができるような散布方法をとりましょう。利用前には添付されている取り扱い説明書を熟読し、使い方を覚えることも大切です。散布可能時期のほか、上限回数等も記載されているので、これを守れるように散布スケジュールを作っておきましょう。素手や移植ごて等を利用して粉剤を直接被害作物に散布することは、取り扱い中の人体にもリスクが生じますし、作物の農薬濃度を高めてしまう可能性が否定できないので、禁忌です。もし、ピンポイント的に駆除をしたいという場合は、粉剤ではなく乳剤を使用することが理想的です。

マラソン粉剤を使うことのメリットは、広範囲に広がる病害虫の駆除ができる点です。また複数種類の害虫の駆除を行えるので一度の散布で駆除が済み、畑のメンテナンスに対する負担を減らすことができます。もちろん、利用できる作物も数多く存在しているので、多くの種類作物の栽培を行っている農家でも金銭的負担を減らすことができます。大規模営農を行っている農家の方を中心に利用率が高い農薬です。病害虫のリスクを減らし高品質の作物を栽培したいと考えている農家の多くが着目している農薬です。ただし、自然環境への影響や残留農薬の危険性等も否めないので、使用回数を減らす工夫や、その他の手段を用いた害虫防除の模索も求められています。

マラソン粉剤などの薬剤散布での使い方の注意点ですが、まず散布する転機を選ぶことが必要です。例えば風の強い時には当然散布がしにくくなります。そのように天気も重要になります。また自分の服装にも気をつけます。マラソン粉剤のように外の少ない薬剤でもやはり、皮膚につくと害になるかもしれません。ですので散布するときには、皮膚をできるだけ覆うような服装やゴムの手袋やゴーグルマスクなどを利用するということなども常識ということになります。また隣近所にも子供たちのおもちゃなどもあり、外に出している場合には、農薬がかかったものをなめたりしたら大変ですし、アレルギーなどの子もいます。その点は連絡をするなり、調べるなりしておく必要があります。

マラソン粉剤に限りませんが、製造したメーカーのサイトなどは非常に役に立ちます。インターネットで誰でも利用できるようになっていますから、購入前にメーカーサイトを確認して確かめておくと、商品に表示されているよりも多くの情報を得ることができます。例えばそれぞれの作物に利用する場合の害虫の種類とか使用数量や期間や回数なども詳しく表示されていたりします。そのようにまずメーカーの内容を理解しておくということが基本になります。あとはインターネットでの体験者の成功例や失敗例は非常に参考になります。知らなければそれをそのまま実行していたということで、胸をなでおろす場合もあるからです。その点インターネットは実戦の図書館のような役割をしてくれます。そのようにまず情報を得るということで、それぞれの植物にあったマラソン粉剤の利用法を自分なりに見つけていきます。