木酸酢の簡単な初歩や基本的な使い方・利用... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

木酸酢とは一言で言えば炭を作る際に出てくる煙である水蒸気を冷やして液体にした物を指しています。煙を液体化した部分のことを粗木酢液と呼ぶのですが、この液体を長らく放置しておくことにより、3つの層に分離するのが特徴であり、一番上の層には軽油質・一番下の層にはタール分が分離されるのですが、この間に挟まれる真ん中の層が木酸酢として抽出されます。木酢液は成分が濃い物であれば色身も紅茶色となる濃い色をするのも特徴で、酸性の液体となります。また木酸酢は第一成分は酢酸となりますが、その他にも200種類以上もの成分が含まれていることでも知られています。その成分には、酢酸をはじめ、木タール・メタノール・アセトアルデヒドなどで、約3ヶ月程度放置してから、分離した層からろ過して有害成分を取り除き、様々な利用を行います。

基本的な使い方や利用方法としては、ガーデニングや家庭菜園での虫避けや発芽効果を得るために利用するのですが、初心者にオススメの使い方や利用方法となるのが、お風呂のお湯に加えての利用です。蒸留した木酸液を約10ccから20cc程度お湯に溶かすだけで良く、分量はお好みで加減することも可能です。木酸液は水分子を小さくするだけではなく、水道水に含まれる塩素も除去してくれるため、刺激の少ないお湯へと変化させられ、お肌に優しいお湯で入浴を楽しむことが利用初心者にも手軽に行えます。また、木酸酢は殺菌作用にも優れており、水虫治療にも利用されているほどでオススメの使い方となります。女性の場合には冷え性や肌トラブルなどを抱えている場合も多く、身体の芯から温まり冷え性の方にも適していますし、他の利用方法としてはお風呂の残り湯はお庭の草花への水やりに使用できます。

木酸酢は誰にでも簡単に使えるのもポイントであり、園芸店をはじめ、ホームセンターやドラッグストアなどで販売されており、500mlで700円程度から購入可能ですし、製品やメーカーによって濃度や品質に多少の違いがあるものの、利用方法としては3倍から用途に合わせて水で薄めるだけで基本は使用することができます。例えば、簡単なところで言えば、消臭剤として使う場合には30倍から100倍に薄めて使い、水虫治療には原液をめん棒などを使って患部へ塗るだけで治療が気軽に行えます。また入浴時にも湯船に10cc程度を加えるだけで良く、水で調整するだけなのでやり方を覚える必要性もなく、知識が乏しい方にも簡単に使えます。また、植物が健康になり、病害虫に強くなる効果もあり、400倍程度に薄めた液体を週に1回、植物の苗木などに散布するだけで果実や野菜の糖度や酸度が高くなる魅力もあります。

使う際に必要な準備としては、植物などに散布する場合には汚れても良い服装をはじめ、園芸用のエプロンやアームカバー、手袋などを準備しておくと、散布した液体がかかってしまっても安心です。さらに安価で購入した製品の中には、ろ過しきれなかったタールや不純物などが沈殿している場合もあるため、より品質を良くするために再度ろ過させる方法が適しており、その際に準備するのが目の細かいコーヒーフィルターであり、数枚を重ねてろ過させると不純物を取り除くことが可能です。また酢液は強い酸性でもあるため、プラスチック容器となるボトルに入れてしまうことで表面が溶けてしまいやすいため、ガラス瓶をはじめ、ガラス製となる噴霧器を準備することもポイントとなります。

木酸酢の使い方や手順も基本は水で用途に合わせて薄めるだけです。もっともオーソドックスな使い方であり、ガーデニングや家庭菜園を行う方向けとなる植物への散布も、やり方としては水で薄めた液体をじょうろで土壌に散布して土壌環境を改善させるだけです。また、噴霧器を用いり葉面部分に散布することで病害虫から植物を守ることができます。特に葉面部分に散布する使い方が基本となり、やり方としては1lの水に対して400倍から500倍程度の濃度まで薄め、良く撹拌させて噴霧器に入れて散布します。通常はバケツなどで作りますが、手っ取り早いやり方としては木酸酢5ccを測り、噴霧器に直接入れ、そこへ水を入れて混ぜた液体を葉の表面や裏に噴霧するだけです。

木酸酢のメリットとなるのが、炭や樹の有効成分だけで作られた自然のエキスである点で、一般的な病害虫対策に使用する薬剤は肌トラブルを招きやすい強い薬であるものの、そうした負担をかけずに様々な効果を得られるのが使用するメリットとなります。例えば、一般的な園芸での使用では、植物の生理代謝を活発化させることができ、成長を促すための栄養素を根が吸収しやすくなり、成長が格段に向上できます。植物にせよ人体にせよ、殺菌効果がありながらも危険性がほとんど無いのもメリットです。また含まれる成分は200種類以上であり、やり方1つで様々な相乗効果を生み出すのも効果として挙げることができますし、肥料とは異なるものの、植物の代謝を活性化させられるために、植物に元気が無い時に使用するなど環境改善が可能です。

利用方法での注意点としては、例えば、噴霧器を用いり植物へ散布する場合にはマスクや保護眼鏡の着用、手袋などの保護が必要となります。自然のエキスであるため、身体に無害となりますが、安価に購入する製品の中には有効成分の他に、フェノールなどの物質も微量ですが含まれている場合もあり、精製の仕方で品質に差が生じるために安全性に配慮した服装を行います。ですので、散布時に液体を直接吸い込まないため、活性炭入りマスクやゴーグルなどを装着します。また、散布後にはうがいや手洗い、目を洗うことも必要です。その他、ベランダなどで散布する時の注意点としては、酸を苦手とするコンクリート部分に大量にかけないようにし、液体をこぼした場合はしっかり水洗いすることやアルミサッシなども同様に洗浄する必要があります。

木酸酢は基本、園芸用として用いられる液体であるものの、やり方1つ変えるだけで植物をイキイキとさせ、果実や野菜などの実を付ける植物の糖度を高めたり、病害虫を寄せ付けないバリアを張ることもできます。さらに自然の炭や樹からろ過されたエキスであるため、人体に対する危険性が少ないのも特徴であり、小さなお子様からご年配の方にも安全です。ですので、入浴の際に利用することをはじめ、水虫などの殺菌作用にも優れており、治療薬の役割も担うほど利用価値の高い液体でもあり、使い方も用途別で水に薄めるだけなのでガーデニング初心者の方も手軽に使えるのも木酸酢の魅力に挙げられています。また、園芸店やホームセンターなどで誰にでも手軽に手に入れられるのもポイントが高く、リーズナブルな価格も利用頻度を高められるポイントとなっています。