消火栓の簡単な初歩や基本的な使い方・利用... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

公共施設などを歩いていると消火栓の表示がされた装置を見かける場合がありますが、こういう装置は火災が発生した場合に使われる装置です。また公共施設など以外にも道路を歩いていても見かけるケースも実在しています。道路を歩いていて見かける地下タイプの消火栓はまるでマンホールと思わせるような雰囲気をしていて、蓋を開ければ装置が出てくるという仕組みになっています。なお、公共施設での消火栓の場合は扉を開けるとホースのような装置が見られます。こういったタイプ以外にも雪が積もるような地帯で見かける地上式のタイプも実在しています。地下タイプを除いて、色は赤がメインですが、黄色をしているタイプもあり、またステンレスの素材を使っているタイプも実在しています。言うまでもなく、我が国だけではなく外国にもそうした装置は設置されています。

家などに火事が起こるというケースはニュースなどで聞きますが、火事が起こった際に消火栓が使われるというのは見慣れない光景なのではないかと考えています。ですから、使い方を知っている者は少ないのではないかと思われます。しかし、火災が発生していて、消防隊員がまだ来ていないという場合に利用方法を知っておけば便利です。タイプによって使用の仕方は異なりますが、施設で見かけるタイプの使用方法を書いておきます。施設で見かけるタイプには二名で行なうタイプ、単独でも可能なタイプが実在しています。単独でも可能なタイプは扉を開けてノズルを出した後、バルブをひねって、ノズルを持ちながらホースを伸ばして放水を始めるようにします。

公園など、緊急避難所になっている広場などや、学校や集合住宅などもマンションには、消火栓が必ず備え付けられています。いざ火事になって、消防車が到着する間に、少しでも火消の役に立てる様、基本的な使い方をマスターしておくと良いかと思いますが、実際秋に行われる消防訓練などにも、消火栓の仕様や利用方法などの説明はあれども、なかなか実践する機会はないのが現状です。でもノズルの操作などの、初歩的な事を覚えればやり方はすごく簡単です。但し、ホースの形状が長いので、一人では取扱できません。2人以上の人数が必要になってきます。水圧も高いので、意外と勢いがあって、重いですので、力に自信がある方でも一人で持つのは辞めましょう。

消火栓を使う前に、常日頃、自分の住んでいる身の回りのどこに消火栓が設置されているか、事前に把握しておく事が準備段階として必要になってくるかと思います。例えば、戸建てが連なる住宅地などには、舗道の地面の下に、地下式消火栓と呼ばれる物が備わっています。一見マンホールと良く類似していますが、法律が改訂され、黄色いラインで囲んであったり、蓋を黄色に塗りつぶしたりと、一目でそれとわかる様に工夫されています。注意をこらして舗道を確認すれば、すぐに見つける事が出来るでしょう。マンションなどの集合住宅の場合にも、各階の意たる所にホース格納箱が設置されています。こちらは目立つ赤色で、中にはぐるぐるに巻いてあるホースが収納されていて、火災の際、消防車が来るまでの間住民が仕様出来ます。

消火栓と言えども、住居や建物の形態によって、様々な色や形が存在します。身近にあるのに、なかなか普段気に留める事はないですから、まるで幼稚園児に戻った様な感覚じゃないでしょうか。操作方法は、一般人でも簡単に使える様にしなければならないと、法で義務付けられていますので、本当に単純です。単純に言えば、緊急時に、平静を忘れている時に頭の回路が上手く回らなくても単純に操作できる様な仕組みになっている訳です。実際にノズルは自ら開閉する必要もなく、ストレートノズルです。ただやはり、普段ホースなどの取り扱いは、庭の水巻に直径も程ない、ただ、長さも左程長くない物しか取り扱わないでしょうから、絡まったり折れたりしない様気を付けなければなりません。

この様に、周りを見渡せば、もしもの時に備えて、日常のありとあらゆる場所に消火栓が備え付けられている訳です。もちろん活用する機械には恵まれたくはありませんが、もしもの事に備えて、使えないよりはある程度の知識を持って、使える人間であった方が良い訳です。消化器などより数倍消化威力はありますし、少しでも火を鎮静出来るのであれば、消防車が到着するまでの数分の間でも、ずいぶんと火消の役に立つでしょう。特に、入り組んでいたり、道が狭かったりすると、消防車が大きすぎて、火災地に到着する事が不可能であったり、遅れたりする可能性だって考えられる訳です。住民一人一人の火災に対する意識の高さが、時には大火事を防いだり、ボヤで済ませたりする事だってあります。

二名で行なうタイプは、単独で行なうタイプと使い方が少し異なるので気を付けておきます。二名で行なうタイプでは、起動するためのボタンを押して、扉を開けた後、ノズルを出してホースを伸ばして、一名はホースを持ち、もう一名はバルブを持って水を出すようにします。ホースがきちんと伸びているかどうかチェックをしてからバルブを開けて、放水を始めます。また道路で見かけるようなタイプは屋内のタイプとは違って放水する量、圧力が大きくなっているので、一般の者にとっては使いにくい仕組みになっています。言うまでもないですが、放水する際には近くにいる者から話して行なわなければなりません。一番大切なのは消火活動をしていて危ないと感じた場合は直ちに消火を止めるようにします。

文字に書かれているように、消火栓は基本として火を消すために実在している装置であり、タイプもいろいろ実在しています。ただ、利用する度合いは少ないので初歩を学ぼうと思えば、ネットなどで調べておくのがベターですが、研修会が行なわれている場合もあるので、そういったイベントに参加して覚えておくというのも一つの手です。なお、余談ですが、消火栓と消火のための水を溜めておく水槽の近くに車を停める行為はしてはならない行為だとされています。考えれば分かりますが、そういった装置は、火災が発生している場所を一秒でも早く消すためには欠かせない装置であり、仮に車を停めていると消火活動の妨げになるからです。道路標識に消火のための装置が実在しているのを示す標識が実在しています。消火のための装置以外に火災報知機の付近に駐車するというのも禁止されています。