絶縁抵抗計の簡単な初歩や基本的な使い方・利用方法・仕様方法・やり方

絶縁抵抗計とは
絶縁抵抗計(メガー)とは、工場や一般家屋の電気配線、それに電気機械の絶縁抵抗を測定する検査機器です。使い方は、検査する屋内配線や電気機器に150ボルト以上の高い電圧を加え、絶縁抵抗を測定し、配線の絶縁や漏電などをチェックするものです。通常のテスターでも抵抗を測定することはできますが、メグオーム相当の抵抗を正確に測定することはできないのです。普通のマルチテスターの抵抗測定は、配線に加える電圧が1.5ボルトから10ボルトくらいなので、測定した高い抵抗値は誤差が大きくなり信頼性が低くなります。その点、絶縁抵抗計は利用方法として高い抵抗値を測定するのに特化した検査器具なので、測定結果は信頼できるようになるのです。今の絶縁抵抗計は小型で持ち運びが簡単にできるようになっています。普通のマルチテスターを使うような感覚で使用できます。
初心者にオススメの絶縁抵抗計の使い方
例えば、趣味で電子工作などをやっている方なら、自分の作った工作品の検査をするという使い方があります。電源系の絶縁をしっかりと行うときのやり方は、電源のプラスとグラウンド(0ボルト)の絶縁を検査するのが基本的なやり方です。このとき、利用方法としてはICやトランジスタなどの部品は実装していてはダメです。高い電圧をかけるので部品を壊す恐れがあるからです。ユニバーサルのプリント板に電源関係の配線をやり、部品をハンダ付けする前に行います。絶縁抵抗計で測定した結果は、かなり大きな抵抗値になるはずですが、1メグオーム以下になるようなら、抵抗計の使い方か電源の配線のやり方に問題があるか、安いプリント板を使ったために絶縁抵抗が低くなっている可能性があります。
絶縁抵抗計は簡単に使える
今の絶縁抵抗計は利用方法が簡単で使いやすいように配慮されているものがほとんどです。電池式で軽くて小型、使い方も簡単で持ち運びしやすく、検査リードの収納もでき、全体的にコンパクトになっています。検査対象の電気機器や配線などに電気が通っていればランプを点灯して知らせる機能がある抵抗計もあります。また、設定した抵抗値以下でバックライトを点灯して、不合格を知らせるというものもあります。また絶縁抵抗計は、歩き回りながら測定場所を移動し、立った状態で測定するというやり方が多いので、抵抗計を落とした場合でも壊れないような耐衝撃設計になっている物も多いです。またデジタルの抵抗計ではバックライトを装備し、暗い場所でも使用できるようにした物もあります。
絶縁抵抗計を使うのに必要な準備
絶縁抵抗計を使うには、まず何を測定するのかを考えることになります。基本的な利用方法により測定電圧を設定します。自分で作った趣味の電子工作品ならば、100ボルト程度で十分です。電気工事会社の仕事として、屋内配線の漏電をチャックするということならば、基本的なやり方は測定電圧は150ボルト以上、250ボルト以下くらいになります。通常、一般家屋の電灯線は100ボルトですが、それは実効値であり実際のピーク電圧は141ボルトになってしますからです。測定するときは加えられている最大電圧よりも大きな値で測定します。測定する絶縁抵抗、それに通常加えられている電圧に合った、適切な絶縁抵抗計を用意しなければならないということです。あとは測定者が使用する絶縁性の手袋も必要です。資料としては、検査のやり方を記したマニュアルや検査結果を記載するシートも用意します。
絶縁抵抗計の使い方・手順
自作の電子工作品の利用方法としては、机の上にタオルやゴムシートなどの絶縁体を敷いて、その上に工作品を置いて検査します。基本的に電気的に完全に浮いていることが条件です。ただ、作業用の静電防止用のゴムシートは絶縁抵抗が低くなっているので、お勧めする事は出来ないです。測定するときは絶縁性の手袋を着用し、絶縁抵抗を測定する配線に体や他のものが触れないように注意して作業します。電気工事士などの仕事で屋内配線を検査するときは、通常の場合、配電盤で測定します。新築の場合はそんなに問題ありませんが、建物が老朽化すると屋内配線のケーブルが古くなり破れたりして、絶縁抵抗が低くなっている場合があります。配線間や配線と大地間の絶縁抵抗を測定して安全を確認しなければならないのです。大地アースと絶縁抵抗を測定するときは接地端子を用意しなければなりませんが、配電盤にアース端子があるときはそれを利用します。
絶縁抵抗計を使えると何が良いか?
個人的に使うということならば、趣味で作った電子工作品の検査ができます。電源系などの絶縁を確認して、工作品の信頼性を上げるこという利用方法もあります。また、高電圧を発生する工作品の絶縁抵抗を測定して、きちんと動作するか、それが安全かをチェックすることができます。それから、自宅の漏電もチェックすることができます。ブレーカーを全てカットして、屋内の電灯線のコンセントから、すべての家電品の電源ケーブルを抜いて、問題がないかしっかりとチェックし、それから検査します。配線と接地の間を検査して漏電の心配がないかを測定します。ただし屋内配線の取り外しなどは、電気工事士などの国家資格を持った人間が行わなければならないので、そういったことはやらないようにします。電気工事関係の会社に勤めている方ならば、絶縁抵抗計を安全に、しかも正確に使用できるのならば、会社における信頼性も増すことになります。絶縁抵抗計は通常、高い電圧をかけて使うので安全に使用することができるのが重要です。
絶縁抵抗計の利用時の注意点
絶縁抵抗計という物は、高電圧を発生する装置です。そのため、作業者の感電事故には十分に注意する必要があります。絶縁性の手袋や肌が露出する面積が少なくなるような服装、それに適切な作業靴などを用意します。実際に測定するときは、対象となる屋内配線や電気機械などの電源を確実に切ります。電源が入ったままだと非常に危険です。作業者の感電や対象となる屋内配線を傷める恐れがあり、絶縁抵抗計も壊してしまう危険性もあるのです。抵抗計には配線が活線状態だとアラームで知らせる機能を備えている物もありますが、注意するに越したことはないのです。電気機械の中には、バリスタなどの定電圧回路により、高電圧により電源回路が損傷するのを防ぐものもあるので、絶縁抵抗計が配線に加える電圧は、それよりも低く設定することになります。
絶縁抵抗計の全体的なまとめ
絶縁抵抗計とは、屋内配線などの絶縁や漏電をチェックするテスターです。通常は小型で、電池式になっており、手軽に持ち運びできるようになっています。間違って使うことがないように、普通のマルチテスターの機能が併用されている物はなく、単独で絶縁抵抗測定の専用のテスターになっています。しかし、たまに導通チェッカーとして使える物もあります。絶縁抵抗計は高い電圧を発生させて高抵抗を測定する機器なので、その取扱いには充分に注意することになります。電気工事の会社に勤めているのであれば、検査マニュアルをよく読み基本的な使い方を熟知し、先輩の指導を受けて安全に測定作業をしていきます。通常、取引している工場に出張して作業することになると思うので、作業しにくい場面もあるでしょうが、基本なやり方を順守して事故のないように検査します。
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