JWCAD動画の簡単な初歩や基本的な使い... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

JWCADとは、無料でダウンロードができ、使用することができるCADソフトです。建築設計のCADとして使われることが多いですが、それ以外の設計業務や印刷物のデータをつくるのにも使うことができます。世の中に溢れているCADソフトは非常に高額なものが多いので、無料で使えるJWCADは非常に重宝されています。特に数人規模の小さな建築設計事務所や工務店では、CADソフトを導入するにはお金がかかりすぎるため、JWCADを使用している割合が高いです。建築設計の求人情報を見てみても、募集する人の条件として「JWCADを使用できること」という条件をよく目にします。そのため、ある程度使えるようになっておけば、建築業界への転職も可能だと思います。他のCADソフトと共通する部分が多いため、CADソフトの入門的な存在ともいえるかもしれません。

初心者にオススメのJWCADの使い方・利用方法として、まずはインターネットで検索をして、解説動画を見ることをオススメします。ユーザーが日本全国に多いため、解説動画をアップしてくれている方がたくさんいます。かなり初歩的なこと・基本的なことから詳しく解説してくれているので、とっかかりがわからない方は、ぜひ動画を見てみてください。単純に線を引くやり方から始められます。また、動画だけではなく、解説サイトも様々なものがインターネット上に存在します。インターネット上の情報だけでは満足できなくなった場合は、参考書籍も多数ありますので、書店で探してみてはいかがでしょうか。このようにJWCADの使い方については非常に多くの情報が集められる状況なので、初心者の方でも始めやすいCADといえます。

この「JWCAD(ジェイダブリューキャド)」とは、2次元(2G)汎用CADアプリケーソンソフトウェアのものであり、いまのところDOS版とWindows版のものとがそれぞれ存在しています。DOS版といえば、あのPC‐9801やDOS/VのDOSOS類で動くバージョンのものにあたりますが、DOSOS自体を使用している機種がほとんどありませんので、いまのところWindows版のみが存在しているものといえます。フリーソフトであり、各種購入サイトにあるダウンロードコーナーなどからの無償提供による入手が可能なので、とてもありがたいCAD専用ソフトであるといえます。2Gでの製図した目的物の立体動画化が可能ですので、とても画期的なツールといっても過言ではありません。

つい先程も話しましたが、無償でのダウンロードにより各種公式ページや販売サイトなどにあるダウンロードコーナーなどからのインストール作業などで簡単に入手が可能なので、余計な事前準備などの手間が掛かりません。ただし、対応ソフトがWindows版の場合、Windows7もしくは8のみとなっており、これら以前と以降のOSバージョンには対応していませんので注意が必要です。同ソフトを購入前に、現在自分が使用しているコンピューターOSのバージョン情報などを必ず確認をしておく必要があるかもしれません。また、起動などの際やその後の動作環境の設定作業などでは、初歩的な基本動作のみによる扱いでこれらの諸作業が可能なので、初心者のかたでも安心して出来ます。

このJWCADにおいては、作図(製図)に使用可能な線は9種類からなっており、画面に点線で表示されるのみで実際に印刷をされたりはしない補助線も使用したり出来るようになっています。また、線種の色や線の幅などを自由にカスタマイズしたりすることも可能であり、一例を挙げるならば、作図画面では太めに表示して実際には細かく印刷したりといった、大変機能的な使い方や利用方法などが可能なシステムなどもあります。さらに、図面上において、マウスやカーソルをドラッグすると円上に12個の目盛りがあるアナログ時計風の「クロックメニュー」が表示されて、マウスを何れかの方向に動かすとメニューが次々と切り替わる仕組みになっています。このため多くの操作をマウスあるいはカーソル上から行えますので、基本的に無駄な作業がありません。

以上のような使い方や利用方法などに基づいた操作方法で簡単に作図が可能なので、2Gによる作図が完了した目的物の動画の制作が出来るメリットが、このJWCADの大きなそして大変便利な特徴といえます。2Gでの画像再現ツールとしても、このように大変高性能なCAD専用ソフトといえるものですが、Windows7及び8のみを対応OSにしている点など、決して課題が無い訳ではありません。アプリ型式のソフトの使用にも対応をした仕組みであるWindows8.1などや、最新のWindows10などへの対応が出来ていませんので、どのようにこれからこれらの最新型OSへの対応をしていくかが注目されるものといえるかもしれません。

JWCADの利用時の注意点として、仕様として対応しているPCがWINDOWSに限られるということです。MACには対応をしていません。そのため、MACを使用している人はブートキャンプなどでWINDOWSを起動できることが前提となります。MACを使用することが多いデザイン関係の方は注意が必要です。その他の注意点として、他のCADソフトとのデータのやりとりの方法があげられます。具体的にはdxfなどの拡張子で書き出して、やりとりをすることになります。その際にお互いのCADがdxfのどのバージョンで書き出しや取り込みができるのか確認が必要です。対応していないバージョンで書き出した場合は、必要な情報が抜けてしまったり、正しく表示されない場合があります。

ここまで書いてきましたが、無料で使えるCADの中で圧倒的に使いやすいCADといえるかもしれません。シンプルな機能がすべて揃っており、基本的な製図には困ることはありません。2Dで図面を描くにはこのCADで十分ではないでしょうか。全国におけるユーザーも多いですし、仕事をする上でデータをやりとりする相手がJWCADを使っていれば、データを変換する必要もありません。このCADを施工会社が使用しているため、やりとりをスムーズにするために設計事務所も同じく取り入れたという話も良く聞きます。今後も使用する会社は多いと思いますし、建築業界に入りたい人や転職したい人はスキルを身につけておいて損は無いと思います。スキルを身につけるためには、情報はたくさんあるので、インターネットや書籍、スクールを利用してみてはいかがでしょうか。