蒸し器シュウマイの簡単な初歩や基本的な使... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

蒸し器、というと思いだす料理はシュウマイ、茶碗蒸し、蒸しパン、ふかしイモとどれもまさしく家庭の味、といった料理です。料理に覚えのない自分としてはパッと思いつくのはこれぐらいですが、これさえあれば料理のレパートリーが広がるのは間違いないでしょう。昔は、一家にひとつ、大きな蒸し器があったような気がします。アルミの金色のあのお鍋、なんだか昭和を感じずにはいられませんが、そういえば最近あまりみかけなくなってしまったような気がします。電子レンジや、その他多機能な調理器具の出現によって、あの大きなお鍋がなくても、同じように調理ができてしまうようになったせいもあるでしょう。特に電子レンジの出現は家庭料理における大きな変革のきっかけになっていると考えられます。とにかくなんでもできてしまうこの調理家電の出現により蒸し器の置き場所が削られた、なんていうこともあるかもしれません。

それでも、蒸し器からたつあの蒸気のなんともいえないやさしい空気と香り、そしてなんといってもできあがりのおいしさといったら、やっぱり蒸しものはこれに限る、と感じさせてくれます。なにより気持ちまでやわらかくなります。初歩の使い方としては、やっぱり基本はシュウマイでしょう。できあいのものでもかまいませんが、ここは家庭の味、ということで皮で具をつつむところから始めるといっそうわくわく感があります。使い方は簡単です。水をはって沸かし、沸騰したら上の段にモノをのせて蒸すだけです。本格的に料理をしたな、という実感がある割にはけっこう簡単だったりします。また、けっこう簡単にとても本格的な味になったりするので、特に料理初心者の人にはおすすめです。

蒸し器は蒸し物をする時に簡単に使える重宝する調理器具です。シュウマイや点心といった、中国の食べ物を蒸す時などに使用することも多いです。この蒸し器ですが、いろいろとタイプがあって、使いやすいものを使用するといいです。一般的には、鍋に中間の板が入っているもので、鍋のふたが高くなっているものが主流です。後は、中心を持つと円形に広がっていく器具で、これならどの鍋でも、蒸すことができます。ただあまり大きいものではないので、すごく大きな鍋には使用できないです。よく竹で編んだような蒸し器もあるのですが、こういうのは専門のお店にいかないとお目にかかることはないです。この中間の板の上に商品を並べて、火にかけるだけでいいので調理はすごく楽です。

蒸し器の使い方として、初歩的な事ですが、鍋に水をはることを忘れてはいけないです。これを忘れてしまると空焚きになってしまって、危険です。蒸している間水蒸気となって水は蒸発していくので、十分な水をいれておくようにしたほうがいいです。基本的にはこの水を怠ることがなかったら、簡単に使用できます。よく中間の板の上に野菜などをひいて、その上にシュウマイなどを乗せて一緒に蒸す方法もあります。こうすると、基本主食として食べたい物以外の野菜も一緒に蒸すことができます。そうするためには蒸す物をきちんと決めて、一緒に蒸しても大丈夫な野菜を選んでおく必要があります。途中からでもむせますが、最初から準備はしておくほうがより効率的に料理ができます。

蒸し器の利用方法としては、鍋にいれた水が沸騰してから、商品を並べて、その水蒸気でその食べ物に火を通すことになります。湯がくのでもなく、焼くのでもない調理方法です。火の通りの確認ですが、竹串などをさしてみて、何もついてこなかったらOKです。中華の材料などのほかにも、野菜などを蒸すことが多いです。その時も手順というのは同じで、中間の板に並べておくといい手軽さがあります。水がどんどんなくなっていくので、火加減は注意して、途中で水がなくなってしまったら足しておくといいです。その時にちょっと温度が下がってしまうので、そこは様子を見ながら火加減は調節しておくと、いい感じの火の通りになってきます。基本は並べておくだけです。

蒸し器を使用することによって、何が一番の利点かというと、湯がいたり、焼いたりするよりも、その食品の本来の味を味わうことが出来ます。又調理の時に、油や多くの水を使うことなく、栄養成分を閉じ込めて、いい状態で食品に火を通すことが出来ます。栄養価という点からも、この方法での調理方法はすごく体のためになってきます。油のある食べ物であれば、余分な脂を落として火を通すことができます。そういう利点もあり、調理の方法が簡単というのがいいです。蒸し器に並べて、鍋を火にかけるだけでいいので、すごく楽に調理ができます。その間は火加減だけ、気を付けておくといいので、調理方法としても簡単にできるのが魅力となっています。

利用方法としては以上でとくに難しいことはありません。ただし、蒸気があがり水分が中に落ちるのを避けるために布巾で鍋蓋をおおったりします。こうしないと水っぽい料理になってしまいます。また、特に蓋をあけるときには蒸気でかなり高温になっているので、やけどに十分注意が必要です。これさえ守れば、後始末もそんなに難しくないですし、たいていの蒸し器は大きいわりには軽いので扱いも手軽です。ただし、多少場所はとるので、収納場所の確保は購入前にしておいたほうがよさそうです。とにかく、習うより慣れろです。いろんな料理にチャレンジすることによって、新たな利用方法も見えてくるでしょう。最近では温野菜も話題ですが、電子レンジでは出せない味が蒸し器では出てきます。

とにかく、料理上級者のもの、というイメージのある蒸し器、もしくは昭和の台所、というイメージもあるかもしれません、そんな蒸し器ですが、ぜひ活用しておいしい料理を楽しんでもらいたいと思います。洒落た具材が必要なわけでもありません。サツマイモ一本あれば、おいしいふかしイモから作ってみるのもいいかもしれません。なんでも急ぎ過ぎる現代だからこそ、蒸気を眺めながら、おいしい料理の出来上がりを待つ、そんな時間を楽しんでみるのも素敵な生き方だと思います。愛情込めて作った料理は、おいしいのはもちろん、素材にまで愛着をもって、料理と真正面から向き合う、そんな考えももたらしてくれます。なんでも、いつでも、しかも簡単にすぐに手に入る、そんな超コンビニエントな時代だからこそ蒸し器に再注目して、あったかい時間をすごしたいです。