剪定ばさみの簡単な初歩や基本的な使い方・... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

剪定ばさみは、基本果樹の剪定用のはさみとして利用されてきた歴史があり、切れ味が良く、やり方1つ変えるだけで太めの枝も切れることから、庭木・盆栽など幅広い利用方法で広く用いられているはさみとなります。剪定用であるため、庭木の見た目を美しく整えることは勿論、枝分かれする木々を手っ取り早く剪定するのも狙いとした使い方となるはさみでもあります。剪定ばさみの特徴としては類似している木ばさみと刃の形が異なっているのが特徴といえ、切り刃と受け刃となる上刃と下刃が半円の弧状となっているのも特徴といえます。また、握る部分のグリップの柄の内側となる支軸部分にバネが仕込まれていることも特徴で、握り込むような形で太い枝を切る仕組み・形状に仕上げられていますし、初心者向けからプロ専用となる形状の異なる種類も提案されています。

初心者にオススメの使い方としては、何に利用したいのかによって異なりますが、女性にオススメなのがガーデニングでの利用方法です。基本、剪定ばさみは果樹や樹木、盆栽などで利用するのですが、初心者には太めの木々を伐採・切断するには力仕事となるため、ガーデニングや庭いじりで使用するのがオススメです。花や野菜など、家庭菜園やガーデニングを始める方は増えており、初心者でもやり方を気に掛けずに作業ができる花摘みならば気軽に行えます。また初心者の場合、無理矢理なやり方で刃を傷めてしまうケースもあるため、軽くてコンパクトサイズの剪定ばさみを選び、握力が無い方はグリップが太く、しっかりしたスプリングのものを使います。また、薔薇のようなトゲやツルの多い植物を切るのにもオススメで、切った枝をホールドして落とさないので、初心者も使い方に戸惑う心配が無い魅力もあります。スパッと切れるため、雑草や生垣、資材などを切る際にも使えます。

基本はプロフェッショナル仕様となる剪定ばさみですが、やり方・使い方・選び方次第で誰にでも簡単に使えるのも魅力の1つです。剪定作業は長時間となるケースもあり、手元の負担を軽減するためにはグリップを握るのに合わせ、左のハンドルを緩やかに回転させるやり方であれば、握力の弱い女性でも負担なく枝切りを行えます。また利用方法としては、木々が密集している所でも短いハンドルと小さな刃を用いた剪定ばさみであれば小回りも利き、小さな手の方も使いやすい特徴を挙げることもできます。簡単に使えるはさみとして、グリップが長めの場合にはその分重さが負担となりますが、植木を伐採する利用方法に最も適しており、簡単・早く形を整えることができます。グリップ部分がアルミニウム製であれば軽量で負担なく作業がはかどり、しっかりしたスプリングは切断作業を快適にしてくれます。

剪定ばさみを使うために必要となるのが、長く使用するためのメンテナンスやチェックです。使用する前には刃こぼれしていないかチェックし、1度でも使用した後、改めて利用する場合には研ぎ直しやネジの交換、止具のチェックなどを行うことも刃物を取り扱う際には必要となります。例えば、無理な力を加えたやり方で剪定してしまう場合のはさみの刃は、刃ころびやサビが見受けられ、使う際に切れ味が悪くなりやすく、剪定用砥石を用いて研いでおく下準備が必要です。上刃の表面の角度に沿ってカエリのバリが出るまで研ぎ、下刃となるカマ刃も表面から研ぎますが、刃の特徴的な形状に沿わせるためシャープナーなどの砥石を使用します。基本となる準備には、剪定用となる手袋やエプロンなども必要です。

剪定ばさみの使い方として、右利き用と左利き用となる種類があり、グリップを握った際に刻印などの印が手の甲となる外側になるように持つことが大切です。利用方法として一般的なのが太い枝を剪定する利用ですが、太い枝を切る場合には木の枝に対して刃の角度は斜めに差し込み、力を加えながら上下に回すイメージで切ることで力が弱い女性にもラクに剪定ができます。基本となる剪定ばさみの使い方となる回し切りは、刃に太い枝を挟むことができても開き過ぎてしまう刃の状態では太い枝はなかなか切断できないため、はさみを回しながら入れると簡単に枝切りすることができることから利用されている手順で、回す際には左手で切断面を開き気味にし、刃が入りやすくしておくことで作業がラクになります。また、太い枝は上から下に順を追って剪定することで下の枝がクッションの役割を担うため、上の木を切り落とした際の落下する速度や危険性も回避できます。

剪定ばさみと類似しているのが木ばさみであり、剪定専用となるはさみを使えるということは、木ばさみで手に負えない太い枝の剪定が容易に行えるという魅力があります。基本、果樹用として用いられていたものの、太い枝だけではなく、ノコギリを必要とするような硬い枝など、一般的に直径2cm程度となる枝も簡単に切ることができる魅力があり、やり方によってはそれ以上の枝を女性の力でも切ることも可能であるため、職人に作業を任せたり、握力のある男性に任せることなく剪定ができる魅力が挙げられます。また利用方法の1つとしては高い所の枝を切り落としたい場合、高枝タイプの剪定ばさみも提供されているため、脚立やハシゴを用いることなく誰にでも木々を切り落とすことができるなど、様々な魅力を挙げることができます。

剪定ばさみを利用する際には、左利きの人が右利き用の剪定ばさみを使ってしまうと刃の合わせ面にかかる力が内から外向きに変化してしまい、やり方によっては切れ味が落ちてしまうために注意が必要です。さらに剪定ばさみを購入して初めて利用する場合、組み立てに不備が見受けられるケースもあるため、安全に使うためには細い枝などで慣らし作業を行った後、剪定に移ることも必要で、ネジの締まり加減によっては手を滑らせるなどの危険性もあるため、注意したい点です。慣らし作業では潤滑スプレーをネジ部分や刃の表面に塗布し、小枝を数回切り確認します。さらに使用時は木のヤニや樹液などが刃に付着しないよう、錆止め油などを用いり、拭き取りながら作業を行い、基本的な注意点としては刃物であるため、取扱いは細心の注意が必要で、周囲に人が居ないか確認しながら作業を行います。

果樹を収穫する際や手入れの際に用いられてきた剪定ばさみも、ガーデニングや家庭菜園、農業などの資材を伐採するなどの様々な利用方法で用いるようになり、初心者にも取扱いが簡単にできる種類も増えています。太い枝も特徴的な受け刃と切り刃によって、握力のない女性でも手元に負担を掛けずに剪定することができるため、剪定専門となる職人に依頼することなく樹木や植物を美しく整えることも可能としています。切れ味が良い刃物でもあるため、利用する前にははさみのチェックをはじめ、利用した後にはメンテナンスや修理を行うことで安全に使え、長く愛用することが可能となります。刃物の中でもはさみの形状であるため、誰でも比較的簡単に使いこなすことができ、使用用途によって使い分けられるデザインや機能も備わっており、一家に1本用意しておきたい道具として注目されています。