砥石の簡単な初歩や基本的な使い方・利用方法・仕様方法・やり方
砥石とは
砥石は研磨道具です。包丁やナイフ、カッターなどの刃を研磨するのに使用します。基本は、切れ味が落ちたなと感じたときに、刃を研磨するための道具です。初歩の段階であれば、切れ味の落ちた刃先を、水で濡らした砥石に軽くこすりつけるだけで、切れ味の回復を実感できます。専門的になると、研磨方法の種類に応じて、異なる石を使用したり、異なる研磨方法を行います。粒子の大きさによって三種類に分軽できます。砥粒の大きなタイプが荒砥です。刃が欠けた場合の修正など、かなり専門的な使い方になりますので、日常的には使用されません。一般的な使い方で利用されるのが中砥です。中砥は日常的な研磨に最適です。専門的には、荒砥を使用したあとの傷を消す使い方もあります。研磨用の使い方で用いられる、微細なタイプが仕上げ砥です。仕上げ砥で研磨して仕上げると、切れ味の効果が長く持続できます。さらに砥石には、天然石と人造石の区別もあります。
初心者にオススメの砥石の使い方・利用方法
砥石を使用するときは、石を水で濡らしてから、磨きたい刃を当てます。水で濡らすことによって、刃に付着している汚れを落としやすくなりますし、細かい微粒子が空気中に飛散しないで済みますので、安全な利用方法と言えます。とくに荒砥と中砥を使用する場合には、心がけたい使い方です。軽く研ぎたい場合には、水で濡らさなくても良いのですが、擦り過ぎないように注意しましょう。水には摩擦熱を緩和させる効果もあるため、水で濡らしていないと刃が熱くなり、状況によっては破損や欠損しやすくなってしまうからです。水で濡らさなくても研磨できるのが仕上げ砥ですが、微調整のための利用方法だと覚えておくと良いでしょう。刃物の切れ味を回復させることで、無駄な力を込めずに切れるようになるため、長い目では刃先の保護にも繋がります。
砥石は簡単に使える
料理を調理するためには、調理器具が必要ですが、調理器具の使い方で、料理の出来が違ってきます。そして調理器具の中で重要なのが、まず材料を細かく切り分けたりする包丁やまな板になります。これらの調理器具で料理の良しあしが決まってくるということにもなります。特に包丁は危ないものでもありますので、最善の注意をしながら管理も万全にするということが必要になってきます。そのような包丁を管理するということでは、基本的なものでは砥石があります。最近はあまり使いませんが、これの初歩的にでも使い方を知っていると、包丁も最高の状態で利用することができるということになります。またそうなると、包丁も利用方法が多岐にわたり、また長い年月利用することができるということになります。
砥石を使うのに必要な準備
包丁の切れ味を整えると、調理も楽になり、また楽しくなるということですが、包丁を磨くという技は、職人技ということで、プロになると10年以上は研ぎ方を練習するそうで、それでやっと研ぎも一人前になるそうです。もともと包丁は、刀を作っていた人たち、刀工ですが、その人たちが、刀がいらなくなり、仕事がなくなったので、包丁などを作り、研ぐようになったという歴史があるので、命のやり取りをする真剣さで、包丁も作られているということですから、包丁を研ぐのも非常に奥が深いということで、また使い方があるということになります。もちろん砥石にも様々なものがありますが、プロではないので、基本的な技術を知識と感覚で覚えているぐらいでよいということになります。
砥石の使い方・手順
砥石で包丁を研ぐ使い方ですが、まずは砥石がないと始まりません。これは昔は自然石だったのですが、最近は包丁もステンレスなども普通になったので、砥石も人口のそれらの素材にあったものでないとうまくありません。それで今では、ほとんどの砥石が人工の砥石になっています。この商品は要するに研磨剤をまとめて固めたもので、おかしな表現の仕方ですが、包丁に研磨剤で疵をつけるということが研ぐということの本質になります。そして研磨剤により、疵の大小や深さなども変わってきます。それをうまく利用して、包丁が切れるようにするのが磨くということになります。そのことをまず理解しておくと、研いでいるときにも技術の習得の近道になります。理屈を理解して練習するということになります。
砥石を使えると何が良いか?
包丁の研ぎ方ということでは、まず包丁をしっかり握り親指だけ包丁の背に乗せるようにします。固定していないと研ぐということが難しくなるからで、感覚的にも塩梅を知るためにも、初歩的なそのような握り方や姿勢がポイントになります。そして右手の方は、親指と人差し指の包丁の側面において、寝かせたような感じで、磨いていきます。そして砥石を30分ほど水に浸して、その後砥石に包丁の刃の側面を同じ角度で寝かせて、20回ほど前後に動かすということになります。そのほか切っ先の磨き方や、テクニックなどもたくさんあるので、それらはインターネットに画像もありますから、それらを見ながら、真似をして行うと、何度か繰り返すうちに適当な塩梅がわかるようになります。家庭用ですから、適度に切れればよいとなります。
砥石の利用時の注意点
砥石を使用するときは、水平な場所に設置するように心がけましょう。石の表面が水平でないと、正確な研磨が行えませんので、石の表面が水平であるかどうかを確認するためにも水平な場所に置くことは重要です。刃を研磨することで、石の中央部分が凹んできますので、水平でなくなったときは砥石そのものを手入れすると良いでしょう。石の中央部分の凹みを修正して水平に回復させることを面直しと呼びます。面直し砥と呼ばれる専門的な石を使用しますので、初歩の段階では専門家に依頼するのが良いでしょう。研磨しすぎて刃を弱めてしまわないようにすることも大切ですが、研磨するときの姿勢も重要です。刃を正確に研磨するためには、握った柄が揺れないことも重要です。研いでいる刃の裏面に指をあてて、安全を心がけましょう。
砥石の全体的なまとめ
砥石は刃物の切れ味の回復だけでなく、刃物を長持ちさせる効果もあります。安全に研ぐためには、石を水で濡らすことを心がけましょう。水で濡らし、刃を研ぎ始めると、やがて石の微粒子を含んだ汁が出てきます。この汁は砥汁と呼ばれており、砥汁が出てきてからが具体的な研磨になります。研ぐときに、刃の裏面に指をあてて押さえるのですが、指で押さえることで均一な研ぎが実現されます。もちろん指を切らないようにするための安全対策なのですが、同時に微妙な研磨作業を支えながら、研磨の仕上がりを均一にして、切れ味を良くする要素も含まれています。天然石か人造石かは、専門家でなければ気にする必要がありませんし、日常的な利用方法であれば、まずは荒砥と中砥と仕上げ砥の三種類を把握して、適切に石を選ぶことが重要です。水で濡らすときは、乾燥しない程度の量で良いです。水道水を出しっぱなしにするような研ぎは、石にも刃にも良くありませんので注意しましょう。
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