旋盤の簡単な初歩や基本的な使い方・利用方... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

旋盤とは、加工物を回転させることにより削ったりするための工作機械です。加工をするとき、人の力で行うこともあれば、近年において動力を用いることで効率的に行なう場合があります。木材なら何とか人の力でできても、金属となるとなかなか簡単に加工することはできません。加工においては削ったり穴を空けたりすることがありますが、旋盤はそれらを得意分野としている工作機械です。形としてはモーターが付いていて、それが回転をします。その軸に回転させるか好物を取り付けておきます。後はそれを動力で回して加工をしていきます。削る加工が多くなりますが、削る部分については人が行うこともありますし、細かい作業になると機械が行なうこともあります。事前に削りたい厚さなどを設定しておくことで均等に削ることができるようになるケースがあります。

初心者が旋盤を利用する時の基本的な使い方としては金属の加工があります。所定の溝をつけることがあります。行なう時にはまずは機械に設置する必要があります。機械にぴったりくっつけばよいですがそうでなければ器具に固定させます。多くの場合は加工物をつかむようにする部分があります。サイズを大きくしたり小さくしたりができますから、きっちり固定できるように設定をします。甘いままだと非常に危険です。固定をしたら回転を与えます。削るときには回転のスピードが重要になります。速ければ細かく鋭い加工ができます。ゆっくりであれば広く行ないたい時にしやすくなります。初歩的にはあまり速過ぎないようにして、慣れてきたら回転スピードを速くしていきます。

日用大工、いや今時はDIYと呼ぶべきなのでしょうか、とにかく工作の類が得意な方でも、家に旋盤を持っているというひとは少ないのではと思われます。木工業でチェーンソーを使ったり、電動のこぎりなどは家庭でもお持ちの方がいるかもしれません。ただしかなり大きさもあって高額になると思われる旋盤を持っているつわものはなかなか探し出せないのではないでしょうか。とにかくかなり専門的なものになることはまちがいないでしょう。こどものころ、工場見学などでこういった工作機械をうまく使いこなす職人さんをみてかっこいい、と思った人もいるかもしれません。いずれにしてもちょっとやそっとでは使いこなすのは難しいようです。ただし、数ある工作機械のなかでも機械加工ではもっともよく使われるもののひとつなので、基本操作はそんなに複雑なものではないようです。

そうはいっても旋盤は刃物をあてて材料を削るものですので、使用の際には十分に注意しなければならないです。バイトやチャックの取り扱いには十分な配慮が必要です。そうしないと固定されずに飛んできたりしてけがのもとになることもあります。まずはどんな作業にもいえることですが、安全確認が最優先で基本です。これらの基本をマスターしたうえで、技術を磨いてゆくことになります。仕事で使ううちには、慣れというもので勘のようなものがつかめてくるかもしれませんが、基本を大切にして、決して勘だけに頼ることなく作業をすすめることを心がけたいです。また、旋盤とはいっても細分化され様々な用途に対応する種類があるので、新しい機種を使用する際には十分に気をつけたいです。

それぞれの旋盤の使い方に関しては、初歩の段階ではそれぞれ個別に説明書などを確認することから始め、その利用方法における注意事項も頭にいれる必要があります。旋盤に限ったことではありませんが、こういった工作機械の取り扱いにおいては、少し慣れた頃が一番油断しやすいと言われているので、常に十分に注意をすることが必要です。常に最初の基本に立ち返って確認する、という意識が大切です。また、今では数値制御が取り付けられて、さらにコンピューター制御がされているものが主流ですので、直接手を出すことが少なくなってきているかもしれませんが、基本は同じです。まずが安全確認をしっかりしたうえで作業にはいることを忘れないようにするべきです。

こういった基本の工作機械の取り扱いができると、職場を変わった時に技術として身についていますので、昇進にも有利になります。また、転職を考えた時などの際にも強みとなります。どんな機種をどんな風に使っていたかで、できる仕事が変わってくるので、正確で安全な作業ができるように腕を磨いておく必要があります。こどものころに格好よくみえた、大きな機械をなんなく使いこなせる職人さんに一歩近づけるということになります。また、旋盤だけでなく、他の工作機械を使う場合にも、まったく工作機械を触ったことがない人間よりはコツをつかむのが早いとみられますので、やはり転職には有利だといえるでしょう。なんでも機械化がすすみ人間の出る幕が減っていますが、その機械を使いこなすのは人間なので、技術は常に磨いておくべきです。

旋盤の利用方法での注意点として回転スピードの変化です。通常機械といいますとどんどんスピードを上げる、下げるとすることがあります。この機械では、ある作業をするときは最初にスピードを決めて行なうことがあります。別の作業でスピードを変えるときは、一旦機械を止めて、速度の調整をしてから再び機械を作動させるようにします。機械にもよりますがギアに影響を与えることがあるからです。回転を途中で変えられるタイプなら特に問題はありません。削っているときは削り粉が飛んできます。ですから吸い込まないように、顔などに当たらないようにしなければいけません。必要に応じてゴーグルであったりマスクなどをして防護しながら使うようにします。

旋盤の全体的なまとめとして、回転により金属などの加工物の加工をすることができます。基本的には円柱形のものに対して加工をするときに使います。外側であったり、上辺、底辺などにおいて溝を掘ることができます。その外、中心に穴を空けたりするための加工が行ないやすい場合があります。金属の場合は人力だと力が必要で、正確性においてお問題が生じることがあります。旋盤を用いれば非常に速く、強く作業をすることができます。作業自体は簡単に行なえますが、セッティングであったり操作を気をつけなければいけません。正確に固定しなければ歪んで回転などをすることになり、きれいに削れない場合が出てきます。操作に関しては一つ一つの操作を行なう前に確認をしながらしていきます。削り粉や金属片が飛んでくることもあるので、注意しながら作業をします。